1階展示室には『鯨』をテーマとした各コーナーと『上五島の教会』のコーナー、『日本遺産』のコーナーがございます。
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「有川湾の捕鯨」のコーナーでは、古式捕鯨業時代の長崎県の鯨組、有川の鯨組、鯨の供養塔などのパネルや古式捕鯨時代に使用された包丁や銛などを展示しています。 |
有川湾で江戸時代捕鯨が行われていた様子が描かれた「肥州五島浦鯨突之絵図」は千葉県の黒汐資料館に所蔵されている新上五島町にとって大変貴重な絵図です。この絵図には、鯨を捕獲する時の4つの場面が一枚の絵に描かれています。この絵に描かれた八は有川鯨組の旗印、また絵に描かれた案中島や弁財天宮なども有川湾であることを表しています。その絵図をもとに簡易アニメーション化し、網取り式捕鯨の様子をわかりやすくご覧いただけます。 |
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「近代捕鯨のはじまり」のコーナーでは、東洋捕鯨株式会社設立の時に関わった、有川にゆかりの深い、原眞一、萬一郎親子をパネルで紹介しております。ここには、東洋捕鯨株式会社の3代目社長であった原萬一郎氏が使用した「応接セット」を展示しています。籐を巻いているように見える部分がすべて鯨のヒゲ板を加工して作られたものです。これは日本でも一つしかない、世界でも珍しいものではないかと考えています。 |
「母船式捕鯨業」のコーナーでは、尖頭銛や平頭銛、鯨を解体するときに使用した包丁など、商業捕鯨期に使用された道具類を展示しています。最後の南氷洋捕鯨の映像「捕鯨に生きた男たち」も見ることができます。 |
「鯨の生態」のコーナーでは、7種類の鯨類の100分の1模型を展示し、セミクジラのヒゲや長須鯨の耳骨、ミンク鯨の顎骨などを展示しています。 |
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ミニシアターでは、「鯨の詩」として、鯨の泳いでいる姿をみながら、くつろげるスペースとなっております。ミニシアターのイスは体感振動マシーンを使用しています。映像の音に反応して振動するモードや、マッサージモードなど自由に変えられます。どうぞ癒しの時間をお過ごしください。 |
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『上五島の教会』のコーナーでは、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっている「頭ヶ島の集落」内にある、国指定重要文化財「頭ヶ島天主堂」を中心に、町内にある29の教会堂に関する情報や教会建築に功績のある本町(魚目地区)出身の鉄川與助氏の設計図や愛用の大工道具などを展示をしています。 |
教会堂のリブ・ヴォールト天井を模したもので、構造が理解しやすいような展示モデルとなっており、鉄川與助がつくった教会堂の天井の変化などがわかります。 |
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『日本遺産』のコーナーでは、日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島〜古代からの架け橋〜」が認定され、その中で本町には遣唐使が寄航した足跡が残っており、その情報を紹介しています。 |
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